成田空港発シアトルタコマ空港行きANA便の搭乗券にSSSSという文字が印字されていた件
今回は昨年の秋にANA便に乗ってシアトルに行った時に成田空港で体験したことを書きたいと思います。
利用したフライトは、成田空港発 シアトルタコマ空港行きのNH178便でした。
出国審査と手荷物検査を済ませたあと、搭乗ゲートに着いて、待ち合いの座席でくつろいで待っていると、空港内アナウンスで、なぜか私の名前が呼ばれるではありませんか。
何だろうと思って搭乗ゲートのカウンターに行くと、私が追加のセキュリティチェックを受ける対象者に選ばれたため、検査の協力をお願いしますとのことでした。
これまで100回以上飛行機に搭乗しましたが、こんなことを言われたのは初めてです。
でもまあ、協力をお願いされて断る理由はないため普通に応じました。
係員から、「それでは、こちらにお願いします。」と案内された場所は、搭乗ゲートで待っているその他の搭乗者から見えないようになっている、ついたてで囲まれたこじんまりとしたスペースでした。
そこでのやり取りは、まず、渡航の目的、渡航先の滞在場所などについて質問されたと思います。
そして、1メートル四方くらいのマットの上に靴を脱いで立つように促されて、センサー付きの棒状の検査器具で上半身から下半身まで、ひととおりスキャン?されて、何も反応がなかったので、それで終了でした。
所要時間は3分くらいだったと思います。
ご協力ありがとうございましたと言われ、もともと座っていた待ち合いの座席に戻った私は、一体何の検査だったんだろうと気になったため、持っていたスマートホンで調べてみました。
すると、同じような体験をされた方がいて、第二次保安検査という抜き打ち検査だったらしい ということが分かりました。
何やら、この検査に選ばれた搭乗者の搭乗券にはSSSSの文字が印字されているとのこと。
それを読んだ後に、あらためて自分の搭乗券を見ると、あった、確かにSSSSの文字が。搭乗券を受け取った時には気がつかなかったけど。
SSSSとはSecondary Security Screening Selectionまたは、Secondary Security Screening Selecteeの略のようです。
選ばれる条件
それでは、どのような場合に、この追加のセキュリティチェックの対象者に適用されるのでしょうか?
インターネット情報によると
- 片道チケットしか持っていない
- 現金で航空券を買った
- 出発の直前に航空券を買った
- ランダムに選ばれた
などがありました。
私の場合、1.2.3.は当てはまらなかったので、4.のランダムに選ばれたんだと思います。
搭乗券は、自動チェックイン機で受け取ったので、人相や態度で検査対象者に選ばれたわけでもなさそうです。
検査の実施方法
インターネットで読んだ他の方の体験と比べて、共通な点もあれば、そうでない点もありました。
共通点としては、特別な部屋ではなく、待ち合いの座席から隠れるついたての中のスペースで検査が行われたことです。
一方、共通でなかった点は、以下です。
- 特別に一番乗りで機内に案内される
- 火薬を検知する紙を体および服にこすりつけられる
- 手荷物を開けられてくまなくチェックされる
- 所要時間が10分から20分かかる
色々調べると、日本の空港で実施される場合と米国の空港で実施される場合でやり方は異なるようです。
「帰りの便ではどうなるんだろう?」と思い、シアトルタコマ空港で帰国便の搭乗券を受け取った際に確認しました。
しかし、フライトの搭乗券にはSSSSの文字はありませんでした。
ですので、行きの便で対象者になったのは、やっぱり無作為に抽出されたんだなと思いました。
選ばれたからといって、何かメリットがあったわけではありませんが、変わった経験をすることができたということで前向きに捉えたいと思いました。
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