ANAの国内線特典航空券のルールが変更になりました:改善、改悪、メリット、デメリットをマイルドに解説 スキップしてメイン コンテンツに移動

ANAの国内線特典航空券のルールが変更になりました:改善、改悪、メリット、デメリットをマイルドに解説

ANA 787 羽田空港

皆さん。

ANA国内線の特典航空券のルールが変更になったことをご存知ですか。

ANA国内線特典航空券ルール変更の概要


2018年10月28日搭乗分からANA国内線の特典航空券のルールが変更になりました。

ざっくり言うと、予約開始日がこれまでより早期化し、新規予約、変更期限、有効期限、払い戻しの期間が拡大する一方で搭乗当日に予約便より早い便への変更ができなくなります。

予約開始日の早期化

これまで、予約開始は搭乗日の2ヵ月前の9:30からでしたが、変更後は年2回の運航ダイヤ期間ごとの一斉発売になります。
  • 1月下旬頃 予約開始:夏ダイヤ(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日)搭乗分
  • 8月下旬頃 予約開始:冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日)搭乗分
この変更で販売期間が拡大し、これまで2ヵ月前からしか予約できなかった国内特典航空券が かなり前もって(最大9カ月前に)予約可能になります。

予定を前もって立てられる方にとっては2ヵ月前になるまで待たずに早期にフライトを確定できるためメリットになると思います。

予約開始日の早期化は段階的にすでに始まっていて、2018年9月1日~10月27日搭乗分の特典航空券は、2018年7月1日 午前4:30頃から一斉に発売が開始しています。

2018年10月28日~2019年3月30日搭乗分の発売スケジュールもすでに決まっていて2018年8月28日(火) 16:00から予約が可能になります。

なお、ANAの上級メンバーには優遇措置があり前日の2018年8月27日(月)から先行予約ができます。

対象メンバー 発売開始日 発売開始時間
「ダイヤモンドサービス」メンバー
2018年8月27日(月) 9:00
上記以外のプレミアムメンバー 13:00
ANAカード会員、ANAマイレージクラブ モバイルプラス会員 15:00

一般のANAマイレージクラブ会員は8月28日の16:00にならないと予約できませんが、さすが上級メンバーはアドバンテージが効いています。


予約・変更期限を前日まで拡大

これまで新規予約や予約変更は搭乗日の4日前までしかできませんでしたが、変更後は搭乗日前日までになります。

これは利用者にとって使いやすくなるので改善だと思います。

これまでは明日や明後日に急な用事で飛ぼうと思っても特典航空券の利用はできませんでしたが、これからはできます。

また、予約していたフライトが急に都合が悪くなって、搭乗日から4日前を過ぎていたら変更できませんでしたが、これからはできます。

有効期限の拡大

これまで特典航空券の有効期限は、発行日および発行日翌日から起算して90日間でしたが、変更後は1年間になります。

こちらも大きな改善点だと思います。

例えばフライトの60日前に特典航空券を発行していてフライトの5日前に急な用事でフライトを延期したい時、従来の有効期限90日間ルールであれば、リスケは残された有効期間25日以内にする必要があります。

しかし、新しいルールの有効期限1年間であれば、フライトのリスケを十分余裕を持ってフレキシブルに行えます。

払い戻し期間の拡大

2018年6月20日以降に航空券の有効期間が満了する航空券を対象に払戻期間が拡大します。

航空券の払い戻し期間はこれまで航空券の有効期間満了日の翌日から起算して10日以内でしたが、変更後は30日以内に拡大します。

しかし、私はこのルール変更の意図がよく分かりません。

未使用の航空券の払い戻しをしたいなら迅速にANAに申告するはずなので有効期間満了日の10日以内であれば十分なような気がします。

それを30日以内に拡大するのは利用者にとってプラスにはなると思うのですが、どのようなケースでこのルール変更が威力を発揮するのかがピンと来ません。

もしご存じの方がいらっしゃったら教えて頂けるとありがたいです。

出発当日の便変更について

これまでは、搭乗日の当日に空席があれば早い便に変更ができたのですが、2018年10月28日搭乗分からは、早い便への変更は不可となります。

当日の行動予定が流動的で、とりあえず一番遅い時刻のフライトを予約し、早く用事が終われば、予約便よりも前の便に変更するという使い方ができなくなるため、残念ですがこのルール変更は利用者にとって改悪になると思います。

まとめ

本日はANA国内線の特典航空券のルール変更について投稿させて頂きました。
今回のルール変更は、利用者が特典航空券をどのように利用しているかによってメリットとデメリットの度合いは大きく変わると思います。

しかし、全体的に考えるとメリットの度合いが大きいのではないかと思います。

いずれにせよ、ルールや制度は時代の移り変わりに従って変わりますので、よくルールを理解した上で、上手に特典航空券を活用したいものです。

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